IPO会社分析

コインランドリーのWASHハウスが上場決定!IPOは見送りが賢明か?

2017/02/14

コインランドリーのチェーン事業を生業としている、WASHハウス(6537)が東証マザーズと福岡Q-Boardに上場します。

想定価格は2090円

BB期間は2016年11月4日から11月10日

上場日は11月22日です。

仮条件は11月2日

公開価格は11月11日に決定します。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

IPO主幹事は野村証券です。その他、SMBC日興証券SBI証券も狙い目です。

WASHハウスの有価証券報告書を読んでコインランドリーの運営で上場できるのか!?

と、素直に驚きました。

しかし、よくよく考えていくと、私の近所にも綺麗なコインランドリーのチェーン店が増えてきたので、もしかしたら、今熱い業態なのかもしれませんね。

そして、IPOの案件として評価すると、WASHハウスは見送った方が良いです。

事業内容はコインランドリーの運営ですので、目新しさはありませんし、昨年の財務諸表から想定価格を見ると、PERは50近くになるので、これはかなり割高に設定されています。

正直、この想定価格では買いたくないです。そして、売り出し規模はベンチャーキャピタルを含め約27億円と、かなり大規模です。これらの点から、恐らくは初値は公開価格割れすると予想します。

今回の参加お勧め指数は20です。

次項以降では、WASHハウスのIPOに関わる情報を解説していきます。

是非、こちらを読んで参加の是非を検討して下さい。

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WASHハウスの事業内容

WASHハウスの事業内容は「コインランドリー『WASHUハウス』のチェーン本部としてフランチャイズシステムの提供等」と有価証券報告書に記載されています。

具体的な業務内容 コインランドリー事業

WASHハウスはコインランドリーWASHハウスを九州を中心に運営しています。

WASHハウスのコインランドリーは、「安心・安全・清潔」をコンセプトにしており、24時間対応のコールセンターの用意や、ウェブカメラによる店舗の監視、24時間のトラブル対応などを行っています。

これは、簡単に言うと綺麗な無人コインランドリー店舗の運営ということです。

また、ホームページではITとlot技術を活用して、各店舗の機器を本部からコントロールすることができるので、無人ですが、その場に人がいるかのような細やかな対応ができる!と書かれています。本部としてWASHハウスの運営を行っていますが、WASHハウスのコアはフランチャイズ事業です。

WASHハウスのフランチャイズ事業は、他のフランチャイズとは違い、オーナーから初めの開業資金の提供を受けた後は、店舗の建築、機器の調達設置、店舗運営に関わる全てを請け負い、実質オーナーは資金を用意するだけで、WASHハウスの運営を行うことができます。

現在WASHハウスは九州の店舗が多いですか、東京にも進出を始めており今後の展開も期待できます。

WASHハウスのフランチャイズ事業のポイント

WASHハウスはフランチャイズの店舗の運営を、自社でまるまる請け負い、オーナーにかかる負担を減らしフランチャイズ出店への敷居を下げることに成功しています。

そして、これは一見、店舗運営を請け負うWASHハウス本部に大きな負担が掛かりそうだなと思えますが、実はそうでもありません。

そもそも、無人コインランドリー店舗の店舗業務は掃除程度なので大きな手間は必要ありません。そして、絶対必要で大変な部分は、何かあった時のトラブル対応やコールセンターです。

その大変な部分の24時間対応のコールセンターやトラブル対応の部署は、地域に1つ作れば、店舗数が増えても運営費は変わりません。

つまり、本部としては、既にコールセンターやトラブル対応部署が用意されている地域で店舗運営を請け負う店舗数が増えても大きく費用が増加することは無いのです。

これは、ある地域で、コールセンターやトラブル対応部署の初期費用を超える収益を得られる店舗数が確保できれば、その後は収益が上乗せされる構図になるということです。

WASHハウスの本部は、一見店舗運営をまるまる請け負って、損な所を一手に引き受けているように見えますが、このほうは強力なフランチャイズ戦略だと言えます。

WASHハウスの財務情報

売上

2011年12月 524,358,000円
2012年12月 706,593,000円
2013年12月 1,051,708,000円
2014年12月 1,246,909,000円
2015年12月 2,050,119,000円
2016年6月 1,254,639,000円

経常利益

2011年12月 37,957,000円
2012年12月 51,299,000円
2013年12月 62,078,000円
2014年12月 66,357,000円
2015年12月 219,086,000円
2016年6月 106,618,000円

純利益

2011年12月 37,398,000円
2012年12月 50,679,000円
2013年12月 65,685,000円
2014年12月 40,020,000円
2015年12月 131,765,000円
2016年6月 62,770,000円

財務諸表から好調な業績が伺えます。店舗数に比例して売り上げも順調に拡大しておりお金の流れは良いです。

財務が良いので、IPOもやり方次第では大成功を収めることができたと思うのですが、、、まあ、そこは投資家側と企業側で利益が違うということなのだと思います。

日本取引所グループに公開されているWASHハウスの有価証券報告書

WASHハウスのIPOは買いなのか?見送りなのか?

WASHハウスのIPOは見送りです。

昨年の財務から見ると割高な想定価格、コインランドリーという不人気業態、ベンチャーキャピタルを含む大規模な売り出し規模、これらの要素を見ていくと、まず初値が上昇することは無いでしょう。買うとすれば、九州の宮城県に本拠地を構えているので、地元企業の応援の意味合いを込めて購入するというのはアリだと思います。

買い要因

・WASHハウスは九州企業なので地元企業の応援

見送り要因

・割高な想定価格

・不人気業態

・大規模な売り出し規模

WASHハウスの関連銘柄

WASHハウスの関連企業は、システム関連で協力しているNTTビジネスソリューションズです。

このNTTビジネスソリューションズは、NTT西日本の100%子会社で、NTT西日本はNTTの100%子会社ですので、関連銘柄はNTT(9432)ということになります。

WASHハウスは、NTTソリューションズに遠隔での機器操作や防犯カメラに関わるシステムを依頼しています。そのため、WASHハウスの業績上昇の一部は周り周りってNTTの株価を押し上げる要因になります。

但し、NTTにとってWASHハウスクラスの顧客は沢山いるので、NTTの株価に与える影響は微々たるものでしょう。

WASHハウス 初値予想は?

私が予想するWASHハウスの初値は、公募価格の−15%辺りです。想定価格は2090円ですので、このまま公開されれば1800円辺りの初値に落ち着くと予想します。

主幹事情報

WASHハウスのIPO主幹事は野村証券です。

副幹事はSMBC日興証券、マネックス証券、SBI証券、ふくおか証券、エース証券、岡三証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、みずほ証券、SBI証券です。

地元証券のふくおか証券が入っているのに好感を感じます。幹事に岡三証券が入っているので、岡三証券のグループ企業の岡三オンライン証券からも応募できる可能性があります。

まとめ 結論

IPOとして見ると、今回のWASHハウスの案件で利益を得るのは難しいので見送った方が良いでしょう。但し、財務の状況やフランチャイズ戦略は強固な物であり企業に魅力はあります。それだけに、想定価格がもっと低ければ良い案件だったと思います。

ただ、IPOに当選しなければSBI証券のIPOポイントが溜まります。ですので、申し込み価格を最も低い価格にして応募しておきます。

>>IPOに強いSBI証券

その低い価格で当選することができれば、初動で少しは利益を得ることができるでしょう。

参考:IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~

上場後株価分析はこちら(2017年2月追記)
WASHハウスの上場後株価分析~ひふみ投信に組み込まれ予想を上回る急上昇~





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