IPO会社分析

テンポイノベーションのIPO評価分析 ~初値は堅実に上昇すると予想~

東京を中心に飲食店に特化した賃貸事業を営むテンポイノベーション(3484)が東証マザーズに上場します。

想定価格は3000円

BB期間は2017年10月10日から10月16日

仮条件は10月5日

公開価格は10月17日

上場日は10月25日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

テンポイノベーションの主な事業をザックリ言うと、不動産所有者・事業者から飲食店の店舗を借り受けて、テコ入れして出店希望者に仲介する事業です。

まさに、社名がそのまま事業を表しています。

同社は東京という飲食店の新陳代謝が激しい地域に注力して事業展開している所から、自分の有利なフィールドで戦う術を心得ているなと感じます。

現在のように景気が良い状況なら同社の事業展開に不安は無いのですが、飲食店という事業は非常に景気に敏感です。

今後景気が悪くなって飲食業界の新陳代謝が低迷して来た時にどうなるか?

その時がテンポイノベーションの真の実力が試されることになるでしょう。

IPOとして見てみると、業績は右肩上がりで推移していて売り出し規模も小規模という点は良いのですが、不動産に飲食店という事業性はIPOにマイナスポイントです。

人気化することは無さそうですが、公開価格を割り込むこともなさそうです。

無難に参加して良い案件でしょう。

高いリターンは期待できないことから、今回のおすすめ指数は65です。

それでは、次項ではテンポイノベーションのIPOに関する情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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テンポイノベーションの事業内容

テンポイノベーションの事業内容は

「飲食店向けの店舗物件に特化した店舗賃貸事業」

と有価証券報告書に記載されています。

テンポイノベーションは、飲食店舗を保有する不動産所有者・事業者から店舗を借りて飲食店出店希望者に貸し出す賃貸仲介業を中心に収益を上げています。

飲食店を始めるには沢山の設備が必要になり、これを初めから用意すると大変な費用が必要になります。

テンポイノベーションでは、設備を自社で用意したり、既に設備がある状態の店舗を用意することで、他社では真似できない優位性を確保しています。

また、テンポイノベーションは自社サイト(店舗買取り.com居抜き店舗.com)を運営しておりウェブを活用した顧客の集客にも力を入れています。

顧客の集客、費用の回収、物件の管理などの面倒な業務を不動産所有者は全てテンポイノベーションに一括して丸投げできるので利用者にとって非常に助かる存在だと言えます。

直近で着実に管理物件数も伸びており、今後の事業展開も期待できます。

平成25年3月期 342件
平成26年3月期 470件
平成27年3月期 614件
平成28年3月期 815件
平成29年3月期 1,029件

テンポイノベーションの財務情報

売上

2013年3月 1,856,860,000円
2014年3月 2,528,859,000円
2015年3月 3,248,300,000円
2016年3月 4,227,607,000円
2017年3月 5,386,052,000円
2017年6月 1,574,442,000円

経常利益

2013年3月 59,560,000円
2014年3月 121,947,000円
2015年3月 186,524,000円
2016年3月 292,213,000円
2017年3月 327,836,000円
2017年6月 125,715,000円

純利益

2013年3月 34,262,000円
2014年3月 61,571,000円
2015年3月 110,443,000円
2016年3月 181,842,000円
2017年3月 199,917,000円
2017年6月 81,895,000円

テンポイノベーションの業績は右肩上がりで絶好調です。

自己資本比率が20%辺りではありますが、物件を扱う不動産業では自己資本比率が低めですので問題はありません。

財務面で問題は見当たりません。

日本取引所グループに公開されているテンポイノベーションの有価証券報告書⇒

テンポイノベーションのIPOは買いなのか?見送りなのか?

テンポイノベーションのIPOは買いです。

飲食業に特化した不動産事業はIPOで人気がありませんが、業績は年々上昇を継続しており絶好調、売り出し規模も小規模ですので手堅くリターンは得られるでしょう。

買い要因

  • 業績好調
  • 売り出し規模は小規模

見送り要因

  • 不動産・飲食関連という不人気業種
  • 注目度の低いJASDAQスタンダードへの上場
  • 売り出し規模大

テンポイノベーションの関連銘柄

テンポイノベーションの銘柄は、牛丼の吉野家だけでなく、はなまるうどを始めとした飲食事業を幅広く展開する吉野家ホールディングス(9861)と居酒屋大手のSFPホールディングス(3198)です。

この2社にテンポイノベーションは店舗の仲介を行い利益を上げています。

ただ、テンポイノベーションは幅広い顧客と取引しており特定の1社と深い関係を持っていません。その為、テンポイノベーションは良くも悪くも取引先から受ける影響は限定的です。

テンポイノベーションの初値予想は?

テンポイノベーションは直近の業績の好調さと、売り出し規模が小規模なことから買いが集まり初値は公開価格+25%辺りに落ちつくと予想します。

仮に公開価格が想定価格の3000円になったとしたら初値は3750円辺りになるでしょう。上昇率は低いですが想定価格が高めに設定されているので、そこそこのリターンが期待できます。

セカンダリーが狙えるか?

今回のテンポイノベーションでセカンダリーは難しいでしょう。

テンポイノベーションの事業は景気に大きく左右される飲食業界の動向によって業績が大きく上下します。

現在の状況が景気が低迷して飲食業界に元気が無い状況であれば、今後の飲食業界の上向きに従ってテンポイノベーションの株価の上昇も期待できるのですが、現在飲食業界は好調に推移しており、テンポイノベーションにとって絶好調な時期です。

まぁ、絶好調な時期に上場するのは良いのですが、今後の飲食業界の展開は予想ができず、今の高い位置から更に上昇する!というよりも低迷していく方が可能性としては高いでしょう。

従って将来の株価の上昇を期待するセカンダリー狙いで、テンポイノベーションを保有するのはオススメしません。

主幹事情報

テンポイノベーションのIPO主幹事は東海東京証券です。

副幹事は、大和証券、エイチ・エス証券、水戸証券、岡三証券、マネックス証券、SBI証券、エース証券、岩井コスモ証券、松井証券、丸三証券です。

今回のIPOでは、東海東京証券、大和証券、マネックス証券、SBI証券、岩井コスモ証券、松井証券からはネットから応募することができます。

幹事団に岡三証券が入っているので、今後グループ会社の岡三オンライン証券からも受け付けを始める可能性があります。

今回の参加オススメ証券会社は、主幹事で当選本数が多く公平な抽選方式を採用している東海東京証券、副幹事からは、口座数が少なく公平な抽選方式を採用していて相対的に当選確率が高いマネックス証券岩井コスモ証券です。

参考: IPOで個人投資家に有利と評判のマネックス証券を検証【完全公平抽選方式】

それと、余裕があればIPOに参加することでIPOチャレンジポイントが貯まり、いずれ当選が期待できるSBI証券からも参加しておきましょう。

参考:SBI証券のIPOチャレンジポイント100ptは当選ラインでは無い!

まとめ

テンポイノベーション!

名前がキャッチコピーなんじゃないか?と思えるような素敵な名前の企業ですね。

私はマネックス証券SBI証券から参加します。

少し前に上場した飲食店向けに人材・設備・店舗の仲介を行うシンクロフードと事業が被っているような気がします。正直に言うと気がしますというよりも被っているんですけどね(笑)

これは、それだけ飲食業界に元気が戻って来たのだということでしょう!

上場企業のメンツを見ていくと今勢いのある業界が垣間見えてきます。

そういった側面からも企業を見ていくと世の中の流れが見えてきて面白いですね。





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