IPO会社分析

コンタクトレンズのシンシアがマザーズに上場!初値は期待できずIPO株は見送り

2017/02/15

国内コンタクトレンズメーカーのシンシア(7782)が東証マザーズへ上場します!

想定価格は2100円

BB期間は2016年11月30日から12月6日

仮条件は11月25日に1940円から2100円に決まりました。

公開価格は12月7日

上場日は12月16日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

主幹事はSBI証券です。

シンシアは、度付きの正統派コンタクトでは無く、若年層に人気の使い捨てコンタクトレンズやカラーコンタクトレンズを主力に製造販売しているコンタクトメーカーです。

コンタクトレンズはIPOにおいて人気がありそうですが、現段階でコンタクトレンズ業界は住み分けができており、ここから信仰メーカーが大きく切り込んでいくのは難しいと思います。それを反映してなのか業績も頭打ち感が出ています。 (少し前にコンタクトレンズメーカーのニチコンが民事再生法を申請しています。日常必需品といってもコンタクトレンズ事業も安泰では無いようです。)

正直な所、私が見る限り先行きの不透明感は高いです。

また、大株主にベンチャーチャピタルも揃っておりロックアップは掛かっていません。

唯一の救いは売出し規模が約10億円で小規模だということでしょうか、、、

この辺りを総合すると、私には大きなリターンを得られるイメージが持てません。

今回は見送りをオススメします。

おすすめ指数は20です。

それでは、シンシアのIPOに関わる情報を解説していきます。

是非、IPOの参加の是非に役立てて下さい。

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シンシアの事業内容

シンシアの事業内容は「コンタクトレンズの製造・販売」と有価証券報告書に記載されています。

具体的な業務内容 コンタクトレンズ製造販売

シンシアはコンタクトレンズの製造販売をおこなっています。

シンシアは、主に1日使い捨て、2週間使い捨てコンタクトレンズやカラーコンタクトレンズを中心に展開しています。

自社で販売してるコンタクトレンズのブランドは「L-CON POP」「Ultimate PEARL」「Select FAIRY」「Miche Bloomin’」「EYE BEAUTY」です。

また、シンシアはコンタクトレンズの委託製造も行っており、自社で製造したコンタクトレンズを納品して納品先のブランド名で販売する下請け方式での事業も行っています。

平成21年にカラーコンタクトレンズに規制が入り製造基準が厳しくなってからは、その分野のノウハウを持つシンシアは大きくシェアを拡大させて業績を拡大させました。

このように、シンシアは使い捨てコンタクトレンズ、カラーコンタクトレンズを主要販売商品として利益を上げてきましたが、近年利益は頭打ちになってきています。

そのため、このまま事業を展開しても厳しい状況が続くと予想できるので、これから先に事態を打開する何か新しい事業戦略が必要になってくると考えられます。

コンタクトレンズの価格の殆どは研究開発費

コンタクトレンズはペラッペラの薄いシリコン素材に加工を施した製品です。

単純に考えると原料原価は1枚当たり数円のシロモノです。

それが、1枚当たり数百円で販売されていることに疑問を感じる方も多いのでは無いでしょうか?

実は、コンタクトレンズの価格の殆どは研究開発費です。

コンタクトレンズを開発するまでに掛かった人件費、機材費用、特許申請費などなど、ありとあらゆる費用がコンタクトの価格に組み込まれているのです。

そのため、原料数円のシロモノが数百円で販売されているのです。

こういった研究開発費が商品の価格の大部分を占める商品は結構色々あります。

コンタクトレンズ、薬、タイヤ、自動車など

原料原価を知れば、何故こんなに高いんだ!と思えてしまうでしょうが、目に見えない研究開発費が価格に含まれていると思えば納得できると思います。

シンシアの財務情報

売上
2011年12月 2,405,130,000円
2012年12月 2,633,948,000円
2013年12月 2,618,925,000円
2014年12月 単体 3,628,821,000円 連結 3,731,923,000円
2015年12月 単体 3,974,648,000円 連結 4,244,303,000円
2016年9月 連結 3,778,604,000円

経常利益
売上
2011年12月 376,659,000円
2012年12月 447,805,000円
2013年12月 671,042,000円
2014年12月 単体 372,207,000円 連結 366,386,000円
2015年12月 単体 300,837,000円 連結 318,346,000円
2016年9月 連結 184,877,000円

純利益
売上
2011年12月 205,613,000円
2012年12月 256,757,000円
2013年12月 363,322,000円
2014年12月 単体 223,907,000円 連結 216,291,000円
2015年12月 単体 201,239,000円 連結 211,804,000円
2016年9月 連結 108,997,000円

シンシアの財務諸表を見ると売り上げは上昇を続けているにも関わらず、利益は下降を続けている典型的な下降パターンの財務諸表です。

もしかしたら、今が一番輝いている時なのでは無いのか?とさえ思えます。

最悪今後更に利益が下降していくことも考えられるので、シンシアに投資するつもりの方は、次の決算まで様子を見て利益が上昇するかどうか見極めてから購入した方が良いでしょう。

日本取引所グループに公開されているシンシアの有価証券報告書

シンシアのIPOは買いなのか?見送りなのか?

シンシアのIPOは見送りです。

業績の頭打ち感に伴う先行き不透明感は拭えません。小規模の売出し規模は悪くは無いのですが、大株主に名を連ねるベンチャーチャピタルにロックアップが掛かっていないので、これらの大株主が初日に売り抜けようとしたら初値は厳しいものになるでしょう。

危ない橋を渡らずに無難に見送るのが良いでしょう。

買い要因

  • 売出し規模は小規模

見送り要因

  • 業績の頭打ち感
  • 先行き不透明
  • 大株主へのロックアップの掛かりが甘い

シンシアの関連銘柄

シンシアの現段階では関連銘柄はありません。

シンシアのコンタクトレンズの主要納品先となる株式会社テイクオフプランニングと株式会社パレンテが、今後上場することになれば、シンシアの関連銘柄になります。

シンシア 初値予想は? -5%予想

シンシアの初値は、公開価格から−5%辺りで落ち着くと予想します。

仮に想定価格の2100円で公開されたとしたら、初値は1995円辺りになるでしょう。

主幹事情報

シンシアのIPO主幹事はSBI証券です。

副幹事は、東海東京証券、藍澤証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、極東証券、東洋証券、日本アジア証券、水戸証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、東海東京証券、SBI証券、マネックス証券です。

まとめ

シンシアのことを調べるまでは、日常的に使用するコンタクトレンズの製造販売という事業性は安泰かと思っていましたが、世の中そんなに甘くないようで、今やコンタクトレンズの製造販売メーカーも苦戦を強いられているようです。

シンシアは使い捨てコンタクトレンズとカラーコンタクトレンズというニッチな分野に特化して利益を確保していましたが、今後も事業を拡大していくのなら、何か新しい事業戦略が必要になってくるだろうな、という印象を受けました。

IPOの案件として見ると、業績の頭打ち感からくる先行き不透明感は拭いきれないのでリターンは得られないでしょう。

ロックアップの掛かりも甘いので避けた方が良い案件だと判断できます。今回私は見送ります。

正直、他のIPOに資金を集中させることをオススメします。

ただ、SBI証券ではIPOチャレンジポイントをためるために応募します。ただ、当選したら辞退ですね。

参考:SBI証券 IPOの当選確率を上げる方法 ~IPOにおすすめの証券会社SBI証券のメリット~

上場後の株価分析を書きました。
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