IPO会社分析

壽屋がJASDAQに上場!IPOは見送りが賢明か

知ってる人は知っている

知らない人は全く知らない

日本トップクラスのフィギュアメーカー壽屋(ことぶきや)(7809)がスタンダード上場します!

想定価格は1980円

BB期間は2017年9月8日から9月14日

仮条件は9月7日に1980円〜2000円に決定

公開価格は9月15日

上場日は9月23日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

私は壽屋が上場すると知った時「フィギュアで上場ってできるんだ」と素直に驚きました。

確かに今やフィギュアは日本のみならず世界的に注目を集めてはいますが、そんなに儲かる物だとは思っていませんでした。

侮れませんね。

さて、IPO案件として壽屋の上場を分析して見てみると、どうも芳しくありません。

注目度の低いJASDAQスタンダードへの上場であること、上場規模が大きく需給としては緩いこと、そして、フィギュアという不人気業種であること、色々見てみてもこれは!と思えるような良いとこが見当たりません。

業績が堅調だということはポジティブポイントですが、これだけでは厳しいでしょう。

仮条約は上振れしたので多少上がるかもしれませんが、大きなリターンを得られる案件とは思えませんし危うい橋を渡る必要は無いと思うので、今回のIPOの参加はオススメしません。

そこで、今回のおすすめ指数は35です。

それでは、次項ではフィギュア業界をリードする壽屋のIPOに関する情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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壽屋の事業内容

壽屋の事業内容は

「フィギュア、プラモデル、雑貨などを中心としたホビー関連品の企画、製造、販売など」

と有価証券報告書に記載されています。

壽屋はフィギュア・プラモデル・キャラクター雑貨を開発して販売しているのですが、当然ながら壽屋はアニメメーカーでは無いので、商品の開発には毎回版元から版権を取得する為の企画の立案・採算性を考慮してプロジェクトを進めています。

驚いたことに、壽屋の主な商品のフィギュアの量産は、日本ではなく中国の提携工場に委託しているそうです。

日本で設計,試作などの細かいところを壽屋が作成、その後は人件費の安い中国で作る、フィギュア業界も自動車などの製造業界と同じような産業構造になっているのですね。

業界内で老舗の壽屋は今まで継続して質の高いフィギュアを作成してきており、数多くのヒット商品も産み出しているので、現段階で業界の中でも比較的容易に版元が取得できているそうですが、同業他社も同じように良い企業が増えてきており、今後のリスクファクターとして版元の取得難易度の向上が挙げれています。

フィギュア業界にも激しい競争が渦巻いていることが伺えます。

また、壽屋の売上の6割は日本、2割は米国、残りの2割はその他外国で獲得しておりグローバルな展開が行われています。

同社は質の高いフィギュアを販売してきたことでコアなファンを獲得しておりグローバルな展開を行なっていることから、今後も堅調に事業を進めていけると考えられます。

壽屋の財務情報

売上

2012年6月 5,051,736,000円
2013年6月 5,192,945,000円
2014年6月 6,151,199,000円
2015年6月 6,449,510,000円
2016年6月 8,109,999,000円
2017年6月 8,008,911,000円

経常利益

2012年6月 311,029,000円
2013年6月 304,212,000円
2014年6月 491,865,000円
2015年6月 438,165,000円
2016年6月 630,577,000円
2017年6月 435,648,000円

純利益

2012年6月 206,008,000円
2013年6月 160,256,000円
2014年6月 261,383,000円
2015年6月 272,498,000円
2016年6月 398,365,000円
2017年6月 251,307,000円

業績は堅調に推移しています。

同社のフィギュアの評判は業界内で高く評価されており、コアなファンも多くおり、その層が業績を支えていると考えられます。

少し自己資本比率が低いの気になりますが、大きな問題はありません。

財務諸表からは、まずまずの企業だと判断できます。

⇒日本取引所グループに公開されている壽屋の有価証券報告書 

壽屋のIPOは買いなのか?見送りなのか?

壽屋のIPOは見送りです。

長年業績が堅調で同社にコアなファンがいることは分かるのですが、JASDAQスタンダードへの上場で上場規模50億超えは規模が大き過ぎて初値が高まるとは考え辛く上昇するとしても微増でしょう。

リターンが期待できない中でリスクを取る必要は無いと思うので、参加は見送った方が良いでしょう。

買い要因

  • 業績堅調

見送り要因

  • フィギュアという不人気業種
  • 注目度の低いJASDAQスタンダードへの上場
  • 売り出し規模大

壽屋の関連銘柄

壽屋と関連のある銘柄は有価証券報告書から読み取ることはできませんでした。

壽屋は売上の5割を、エンターテイメント企業 KOTO,INCとホビージャパンを発行している宮沢模型から得ています。

今後これらの企業が上場したら壽屋と関連の深い関連銘柄となるでしょう。

壽屋の初値予想は?

余りポジティブ要素が無い壽屋の初値は厳しいものになると思います。

仮条約が少し上振れしたので上場直後は多少上昇するとは思いますが長くは続かず、終値は公開価格+5%〜-5%辺りに落ちつくと予想します。

仮に公開価格が想定価格の1980円になったとしたら初値は1881円〜2079円辺りになるでしょう。

セカンダリーが狙えるか?

今回の壽屋でセカンダリーは難しいでしょう。

壽屋はコアはファンがついており長年業績は堅調に推移しています。

その点は良いのですが、今後フィギュアという商品が爆発的に売れるという未来は考え辛いので、良くも悪くも今後も業績はヨコヨコ微増くらい?で推移していくでしょう。

将来的に株価が高まるビジョンが見えないので、セカンダリーを狙って壽屋に投資するのはオススメしません。

主幹事情報

壽屋のIPO主幹事は大和証券です。

副幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、カブドットコム証券、みずほ証券、岡三証券、岡三オンライン証券、SBI証券、エース証券、岩井コスモ証券、ライブスター証券です。

今回のIPOでは、大和証券、カブドットコム証券、みずほ証券、岡三オンライン証券、SBI証券、岩井コスモ証券、ライブスター証券はネットから応募することができます。

今回の参加オススメ証券会社は、主幹事で当選本数が多くネットからの応募者に対して公平な抽選方式を用意している大和証券、それと、口座数が少なく公平な抽選方式を採用していて相対的に当選確率が高いと期待できるカブドットコム証券岡三オンライン証券です。

参考: IPO完全抽選証券会社を一覧で紹介【資金力関係なく当選できるおすすめ口座】

それと、余裕があれば参加することでIPOチャレンジポイントが貯まる!お得なSBI証券からの参加もオススメします。

まとめ

個人的にはフィギュアが好きで何体か持っていて、壽屋に思い入れがあるので、今後も頑張って欲しいと思っています。

ただ、IPO案件としてリターンを獲得するのは厳しいと思いますので、今回のIPOは積極的な参加を見送り、SBI証券からだけIPOチャレンジポイント目当てに形だけ応募しておきます。

もし、私が超お金持ちなら!
応援という形で壽屋を数単元購入するところなのですが、残念ながら私はしがないサラリーマンなので遠くからソッと応援しておくに留めておきます。

でもいずれは業績が厳しくとも、好きなサービスや商品を出している企業でも応援という形でリターンを期待せずに投資できるような余裕のある人になりたいな!

と思っています。





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