IPO会社分析

クロスフォーのIPO評価分析 ~不人気な小売関連で見送り~

日本・米国・中国を始めとした複数国で特許を取得した、独自技術『Dancing Stone』を武器に世界中で事業を展開しているクロスフォー(7810)がJASDAQスタンダードに上場します。

想定価格は720円

BB期間は2017年6月30日から7月6日

仮条件は6月28日

公開価格は7月7日の七夕

上場日は7月20日です。

仮条件や追加情報は日本取引所グループのホームページから確認できます。

クロスフォーはダイヤモンドを鮮やかに揺らめかせる特許取得済みの独自技術、、、その名も『Dancing Stone』を事業の主軸に据えて事業展開を行なっています。

既にクロスフォーは、複数国でDancing Stoneの特許・商標を取得しており、世界に向けて事業を行う体制を整えています。

私は技術名だけ聞いて『全く知らないわ、、、』と思ったのですが、Dancing Stoneを画像検索してみたら、どこかで見たことがあるデザインです。

私のような宝石に全く興味がない人でも、知っているデザインですので、宝飾品業界ではかなりの知名度だと思います。

次にIPO案件としてクロスフォーを見てみると、IPOで不人気な小売関連で中規模な売り出し規模、、、厳しい雰囲気を感じます。

ただ、業績は好調です。

この辺りを考慮して、、、私はクロスフォーの初値は公開価格付近で落ち着くと予想します。

高いリターンを得られる案件では無いので、無理に参加せずに見送った方が無難です。

今回のおすすめ指数は30です。

それでは、次にクロスフォーのIPOに関する様々な情報を解説していきます。

是非、貴方のIPOの参加の是非に役立てて下さい。

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クロスフォーの事業内容

クロスフォーの事業内容は「ジュエリー・アクセサリーの開発・製造・販売」と有価証券報告書に記載されています。

クロスフォーの具体的な業務内容は、国内外に向けて独自特許技術のDancing Stoneを活用した製品や部品の開発・販売です。

クロスフォーは国内では、既存の小売業者に対してDancing Stoneの製品や部品を提供して、その製品や部品を小売業者に活用して販売してもらうスタイルで販売事業を展開しています。

そして、国外では中国で子会社を保有しており、そちらで大規模に製造・輸出を行なっています。

現在の販売割合は

日本67.5

中国14.1

インド11.7

その他6.7

となっておりますが、将来的には人口増加が見込まれる中国やインドでの販売割合を上げていくことを計画しています。

また、Dancing Stoneの部品は、宝飾品では珍しく機械での大量生産ができるので、同時に幅広い地域での事業展開が可能です。。

確かに知名度を上げるのには大量生産・大量輸出が良いかもしれませんが、私としては消費者に飽きられないか心配になります。

クロスフォーの財務情報

売上

2012年7月 1,037,680,000円
2013年7月 1,379,218,000円
2014年7月 2,539,811,000円
2015年7月 3,426,170,000円
2016年7月 4,094,448,000円
2017年4月 3,212,543,000円

経常利益

2012年7月 △55,903,000円
2013年7月 108,947,000円
2014年7月 319,345,000円
2015年7月 1,044,658,000円
2016年7月 930,744,000円
2017年4月 677,888,000円

純利益

2012年7月 △54,538,000円
2013年7月 104,467,000円
2014年7月 214,093,000円
2015年7月 384,727,000円
2016年7月 302,211,000円
2017年4月 431,475,000円

見る限り業績は好調です。

利益の頭打ち感はありますが、中国・インドといった人口増加が見込める地域に集中して投資して資源を投下しているので、もしかしたら、今後大化けする可能性を秘めています。

日本取引所グループに公開されているクロスフォーの有価証券報告書

クロスフォーのIPOは買いなのか?見送りなのか?

クロスフォーのIPOは見送りです。

独自の特許技術を保有していても小売業はIPOでは不人気で、売り出し規模も中規模ですので需給関係による上昇も期待はできません。

ただ、中国・インドといった地域に重点を置いて事業展開していることと、好調な業績を見ると、将来性を期待して一定の買いは入るのではないか?とも思えますが、、、それでも、ひいき目に見ても高いリターンは期待できないので見送りが良いでしょう。

買い要因

  • 業績好調
  • 中国・インドなど人口増加が期待できる地域への進出に対する期待感

見送り要因

  • IPOでの不人気業種
  • 中規模な売り出し規模

クロスフォーの関連銘柄

特定の大型顧客を持たず、自社で開発・販売を行なっているクロスフォーに特定の関連銘柄は見当たりません。

当初は親会社で大株主のS.Hホールディングスが関連銘柄かと思ったのですが、このS.Hホールディングスはクロスフォーの社長の土橋氏の資産保有会社で、検索して出てくるS.Hホールディングスとは別会社です。

S.Hホールディングスと社長の土橋氏の保有株式をまとめると6割を超えるので、良い悪いは別として同社は社長のワンマン企業だと推察されます。

クロスフォー 初値予想は?

クロスフォーの初値は良材料・悪材料が拮抗して公開価格付近で落ち着くと予想します。

セカンダリーが狙えるか?

今回のクロスフォーの案件でセカンダリーは判断が分かれる所だと思います。

私には宝飾品業界の知見が無いので、多少ダイアモンドが揺れて綺麗に見える特許の価値が分かりません。

その為、危ない物には手を出すな!と思い避けようとします。

しかし、もし、宝飾品業界に知見があり、同社のDancing Stoneの価値が分かって、こいつは大きく化けるぞ!と思うのならセカンダリーを狙って保有するのもアリだと思います。

同社の行く末は良くも悪くも独自特許のDancing Stoneに掛かっています。

その技術の見極めが、同社に投資する価値があるかどうかの決め手になるでしょう。

主幹事情報

クロスフォーのIPO主幹事はみずほ証券です。

副幹事は、野村証券、SBI証券、水戸証券、SMBC日興証券、岩井コスモ証券です。

この中でネットから応募できる証券会社は、みずほ証券SBI証券SMBC日興証券岩井コスモ証券です。

今回の参加オススメ証券会社は、主幹事で当選本数が多いみずほ証券と、証券会社内で口座数が少なくて公平な抽選方式を用意している岩井コスモ証券です。

参考: 岩井コスモ証券のIPO口座はライバルが少なく狙い目の証券会社か?

それと、IPOに参加することでIPOチャレンジポイントが貯まり、参加するほどIPOの当選確率が高くなっていくSBI証券もオススメの証券会社です。

参考:SBI証券のIPOチャレンジポイント100ptは当選ラインでは無い!

まとめ

クロスフォーの保有する特許『Dancing Stone』は、アイデアを製品にした素晴らしい品です。

まさにダイヤモンドの煌きが同社を支えているといっても過言ではないでしょう。

IPOの案件としては高いリターンは望めない案件だと判断したので、私は参加を見送りますが、同社の今後は面白そうなので注目しています。

今後中国・インドといった地域での販売実績を見て、良さそうなら保有も視野に入れて検討していくつもりです。





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