IPOコラム

英国EU離脱がIPOに与える影響

英国の国民投票の結果、英国のEU離脱派が過半数を獲得し、英国のEU離脱派の勝利が決まりました。これによって、世界的な株安が進行し一時マーケットは大きな下落と混乱に陥りました。

日本市場も例外では無く、株安と円高のダブルパンチを受けて、日経平均は1000円を超える大きな下げを記録し、多くの投資家を恐怖のドン底に落としました。

しかし、これで何が変わったのでしょうか?正確に答えられる人は少ないでしょう。そして、ニュースでは、本当の危機はこれからだ!と、言っている人も多くいます。それは何故でしょうか?

そして、IPOに参加をしても大丈夫なのか?どんな影響があるのか?気になっている方も多いと思います。この記事では、そんな英国のEU離脱に関する様々な疑問を解説していきます。

英国のEU離脱で何が変わる?

これだけは間違いなく言えます。英国のEU離脱の国民投票の結果が出ても、当面は何も変わりません。

EUを離脱するには、離脱希望加盟国がEUに離脱の通知をする事で手続きが始まります。英国は出来るだけ時間を稼ぐ為に、まだ通知は行なっていません。恐らくは本当にギリギリになるまで通知はしないでしょう。

そして、離脱の通知が行われてから、離脱後の外交についての交渉が行われます。勿論、非公式に離脱後の交渉は行われていると考えられます。そして、離脱通知後から最低2年~交渉がまとまるまでは、現行法が適用されます。

つまり、当面は何も変わりません。

何も変わらないのに、変わった事

当面は何も変わりませんが、市場は常に先の事を折り込んで価格が作られていきます。英国のEU離脱は、EU始まって以来初の離脱で有り、他のEU加盟国でも離脱が起こるのでは無いか?

そして、英国内で離脱派、残留派の話が収まらず、このままでは、もしかすると、英国が分断されるかも?しれません。また、英国のロンドンはEUの金融セクターの中心地です。海外の機関投資家やヘッジファンドは、ここからEU域内にお金を流していました。

英国がEUを離脱すれば、この金融の流れは遮断され、EU域内に新しいロンドンの役割を果たす都市が必要になりますEU内の経済規模を見ると、次のロンドンはドイツかフランスのどちらかになるだろうと考えられますが、不透明です。

つまり、英国のEU離脱の結果によって変わったのは、将来どうなるのか分からない問題が、突然現れた!という事です。現在市場は、どうなるか分からない不透明感の中にいます。その為、何か問題が起これば一気に下落するでしょう。

そして、それは英国の問題が落ち着くまで続くと考えられます。

EU離脱問題で分かった事は?

殆どの日本人は、英国の国民投票の結果が出るまで、結局EUに残留するんだろう、と思っていた事でしょう。私はそう思っていました。

その為、このEU離脱の結果には衝撃を受けました。そして、この結果を見て、ようやくEU域内の問題の深刻差を理解しました。英国民の多くは、移民の流入による社会保障費の増大、仕事の減少、テロの危機を深刻に感じている。

遠い日本にいる、私には分からない感覚ですが、お金の損得を度外視する程の危機感を感じているのだと分かりました。そして、その流れはアメリカでもトランプ氏が、数々の有力者の反対を受けても、大統領候補に押し上げられている現実にも通じる物があると感じました。

世界は、不満を抱えた市民達の手によって変革の時を迎えているのかもしれません。しかし、その変革が必ずしも、市民達が思った様な結果になるとは限らないと思います。

英国EU離脱がIPOに与える影響は?

それでは、英国EU離脱が日本のIPOに与える影響について考えてみましょう。日本のIPOは、当然日本市場に上場するので、日本市場の状況に大きな影響を受けます。英国と日本の貿易額はそれ程大きくは無いので、直接はそれ程影響はありません。

しかし、市場の不安が募ると、安全資産である円が買われます。これは何だかかんだで、日本国が政治的にも、戦争の可能性の低い安定した国だと考えられている事の現れだと思います。そして、円が買われると円高になります。

円高になると、円の価値が上がり、同じ額の円でも多くの資産を買えるようになります。

つまり、株安になり、日本市場は大幅安になります。大幅安の日本市場にIPOが行われると、通常時よりも株価の上昇は抑えられるでしょう。

当面の対応は?

英国のEU離脱国民投票から数週間経った、今では市場は落ち着きを取り戻しつつあります。しかし、何か一度問題が起これば、一気に市場は世界規模で下落するでしょう。その為、手堅くいくならIPOの参加は見送る、または、出来るだけIPO株を手元に置かず、ある程度リターンが出たらすぐに売る、という戦略が良いでしょう。

しかし、長期的な視点で見ると、いずれは市場は落ち着き、業績に応じた株価に落ち着くと思いますので、最悪塩漬けにして、時を待つという戦略も有りだと思います。

将来の予測

そして、この先の英国の問題の将来を、希望的予測、破滅的予測、手堅い予測の3つのシナリオで考えていきます。将来の不透明な問題が起こると、何かと破滅的論が幅を利かせます。

しかし、未来は誰にも分からないので、余り本気になって聞かない方が良いでしょう。大切な事は、様々な情報を見て自分なりに分析し、投資戦略を自分で決める事です。

ここで紹介する予測が、貴方の考察の助けになれたら嬉しいです。

希望的予測

希望的予測は、何からの理由で英国がEU離脱の国民投票を再度行う決断をし、EU残留派が逆転勝利、そして、何だかんだでEU側も残留を了承し、元のEUの形に戻り、EU内の結束が固まり、より良いEUにまとまる。この結果を受けて、市場は上昇、世界経済は安定した成長を続け、投資家は安定したリターンを得られる。

破滅的予測

破滅的予測は、英国のEU離脱を機に、EU離脱派政権が加盟国内で急進し、離脱加盟国が増加しEU自体が崩壊、その混乱によってドイツやロシア、中国辺りが発端となり争いが起こり、第三次世界大戦が開戦、日本も同盟国として戦争に突入、世界経済は混乱の渦の中に放り込まれ、戦争が終わるまで安定する事は無いでしょう。

手堅い予測

手堅い予測は、英国はEUを離脱するが、EUと上手く協議がまとまり、良い関係を維持する。または、英国が離脱派、残留派で分断されるも、それぞれがEUと上手く協議をまとめ、安定する。

このどちらかのシナリオに落ち着き、世界経済は安定し、何だかんだで世界経済は成長を続ける。

本当の危機はこれからだ!というのは本当なのだろうか?

ここで紹介した未来予測のように、英国のEU離脱問題は、最悪の場合には第三次世界大戦の引き金になる可能性の有る事案です。その為、本当の危機はこれからだ!と言う方もいるでしょう。

しかし、未来の事は分からないので、余り神経質になっても仕方がないと思います。大概は、そこまで大きな問題にはならずに、結局何らかの落し所に落ち着き進んでいき、後から振り返って考えてみると、あの時は絶好の買い場だった、と思えるのかもしれません。

大切な事は、自分で考えて行動する事だと思います。市場が混乱している時は、中々前に出る事ができません。しかし、事前に自分でしっかりと考えて想定しておけば、いざとなった時に良い決断ができると思います。

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